理事長所信

【はじめに】

 2020年度は新型コロナによる影響で、緊急事態宣言が発令され、稼業をはじめJC活動に大きく影響を及ぼしました。また、大雨による災害は毎年のように日本各地で発生しており、当たり前の日常から遠く離れ、今なお多くの方が不自由を強いられる状況が続いております。

そんな中でも、私達青年会議所には多くのものが求められ、やはりこの会はこのまちにとって必要だと改めて感じました。

 小野田青年会議所が発足し間もなく60年になります。なぜ60年も続けることができたのか。それはやはり会員一人ひとりの「情熱」とこのまちに対する「想い」に他なりません。青年期だからこそできるこの伝統の灯をこれからも絶やすことなく次世代に繋げるには、今いる会員全員が夢と希望を持ち前進していくしかありません。そしてこの想いを持つ人間を一人でも多くしていかなければなりません。

少数精鋭の小野田青年会議所ですが、全員で物事にあたれる強みをこれからも継続し、会員一人ひとりが力を発揮し切磋琢磨できる活動をしていき、そして仲間を一人でも増やし、これからもこのまちに必要とされる唯一無二の団体として明るい豊かなまちづくりを展開して参ります


【絆を創り、切磋琢磨できる会員の増強への積極的な取組み】

    昨今、日本青年会議所でも問題として上がっているのが会員減少です。我々小野田青年会議所でも会員減少が続いており2021年度のスタート会員数が11名となっております。この問題を直ちに解決しなければ存続も難しいと考えます。私たちの組織は単年度制であり常に変革し、時代のニーズを取り入れて運動展開ができる団体です。

 新たな仲間を迎え入れることも非常に大切な組織の発展につながることはもちろん、切磋琢磨できる仲間が増えれば組織の成長につながり『明るい豊かな社会』の実現につながると考えます。本年度は、7名拡大という目標を立て、小野田青年会議所会員一枚岩となり会員一人ひとりがこの問題に向き合い積極的に行動し会員拡大に力を入れて参ります。


【地域の輝きとなる人材育成・資質向上】

  様々な団体が存在する中、なぜ小野田青年会議所に入会したのでしょうか。

 入会の動機や目的は各々違えども、青年期という最も活発で変化の多いこの時期を自分は今何のために活動しているのか、 40歳までの限られた時間をどう過ごすのか、会員一人ひとりが活動意義を明確にすることが重要と考えます。

変化の激しい現代社会を生きていくためには、私たち一人ひとりが真に自立し、その上でお互いを尊重し、切磋琢磨し、地域に貢献できるリーダーシップを養うことが必要と考えます。様々な目標や問題に対して、今まで得た知識や経験に加え、新たな発想や時には大胆な行動を起こすことにより、自分自身の価値観も広がり更なる人間力の向上につながると考えます。会員が成長することで小野田青年会議所が強固な組織になり青年会議所が目指す『明るい豊かな社会』の実現につながると考えます。


【誇り高き小野田青年会議所の情報発信活動】

 地域になくてはならない団体として、私たち小野田青年会議所の運動をこれまで以上に地域に展開していくためには、市民からの認知と協力が必要不可欠です。小野田青年会議所では長年にわたる広報活動をしてまいりましたが地域に対しまだまだ十分とは言えません。私たちの運動や組織自体の存在を市民に広く認知していただくために、WEBやSNSは勿論のこと、あらゆる手法、特性を活かし、的確かつタイムリーに情報を発信し、効果的で継続性のある情報発信を行うことが重要だと考えます。市民に情報発信することで小野田青年会議所の認知が高まり、私たちの運動が次世代へと繋がっていきます。

 今後も、小野田青年会議所が地域に必要な組織としての信頼を高め、戦略的な広報活動・情報発信を図ってまいります。

【結びに】

 本年度、どんな苦労や困難にもくじけない強い意志をもって小野田青年会議所のプライドを持ち、会員一丸となり、『俺たちがやる』という志で先輩たちが守ってこられた伝統をしっかり受け継ぎ、次の時代に繋げていくよう1年間頑張ってまいります。宜しくお願いします。

                                            第59代理事長 滝 将彦